すべてのものに神が宿るという考え「神道」は、古来から大切にされ、伊勢神宮などの神社から神札を家にお迎えする風習、「神棚」が歴史上登場し、一般家庭へ広まったのは、江戸時代中期以降と言われています。
神棚を家に置くようになった理由は諸説ありますが、神社より大切な神さまをお祀りし、神社へ参拝しなくても自宅で日々、神さまへの感謝や祈祷を行う場所、自分と向き合う場所として昔から大切にされてきました。
神棚を設置する理想の場所
できるだけ清潔で明るい場所を選び、南向きか東向きに設置し、目線の高さ以上にお祀りすることや、最上階の天井の近くに設置することが理想とされています。
神棚をお祀りする理想の方角
このように飾る場所や方角、お祀りの仕方など、伝統に従えば様々な考え方があります。
しかし、時代がすすむにつれ、生活習慣や住宅事情などの変化により、理想の条件で神棚を設置することが難しく、神棚を諦めてしまう方も増えてきました。
伝統を、現代のおうちへ。
理想の条件の場所に神棚を設けて神さまをお祀りすることは、大切なことかもしれません。
しかし、理想の場所に設置することよりも「想いを込める」ことが何よりも大切だとおっしゃって下さる神社さまもいます。
日々、神さまを大切に思う気持ちや、自然に神さまや自分と向き合う時間が作れる場所を自分らしくつくってみるのはいかがでしょうか。
人と神さまの繋がりを大切に。そしてずっと続くように。
それが「かみさまとおうち」の想いです。